こちらもちょっと苦労したので備忘録として記事に残します。
はじめに
ただサイトの役割の追加は紹介していないですが。。。
最終系だけお見せすると
こんな状態です。
前提条件
ワークグループ環境のサーバーやクライアントへのSCCMクライアントのインストールを成功させるための前提条件です。
双方向で名前解決ができること
参考:私はhostsファイルで対応しました
SCCMサーバーとSCCMクライアントをインストールするサーバーまたはクライアントで通信に必要なポートが空いていること
参考:https://docs.microsoft.com/ja-jp/configmgr/core/clients/deploy/windows-firewall-and-port-settings-for-clients
SCCMクライアントをインストールする対象クライアントのネットワーク(IPサブネットまたはIPアドレスの範囲)が境界に設定されていること
上記で作成した境界の境界グループが設定されていること
この4点がクリアできていれば成功すると思います。
おまけとして
サイトの役割として『フォールバックステータスポイント』を追加しておいた方がよさそう
SCCMクライアントインストール
SCCMクライアントをインストールするサーバーまたはクライアントにローカルの管理者権限を保有するアカウントでログオンします。
\\SCCMサーバー名\sms_サイトコード\client\ccmsetup.exe SMSMP=SCCMサーバーのFQDN名▲ SMSSITECODE=サイトコード▲DNSSUFFIX=FQDNドメイン名▲FSP=SCCMサーバー名▲/noservice
を名前の欄に入力し「OK」をクリックします。(▲は半角スペース)
例えば以下の環境の場合は
SCCMサーバー名:SCCM01
ドメイン名:test.local
サイトコード:P01
\\SCCM01\sms_P01\client\ccmsetup.exe SMSMP=sccm01.test.local▲ SMSSITECODE=P01▲DNSSUFFIX=test.local▲FSP=SCCM01▲/noservice
となります。
タスクマネージャーを起動して「詳細」タブを開き「ccmsetup.exe」が動いていることを確認します。
「ccmsetup.exe」がいなくなり、「CcmExec.exe」が動き出したらSCCMクライアントのインストールは完了です。
暫く待つとSCCM管理コンソールのデバイスに表示されて緑になります。
おわりに
終わってしまえば大したことはやっていないのですが、紹介した成功手順に辿り着くまで初心者の私は苦労しました。
同じような方のお役に立てれば幸いです。