アルコールやカロリー、糖質が入っていない「オールフリー」なビールが初めて発売されたときは、お酒の進化に驚いたものです。
運転手の人やお酒を控えてる人でもお酒気分を味わえるオールフリーは、今となってはすっかり飲み会の定番となりました。
そんな中、またもやサントリーから度肝を抜かれるような新しいビールが発売されました。その名も「オールフリー ALL-TIME(オールタイム)」です。
名前だけ聞くと、「はいはい。またサントリーのオールフリーね」と思われてしまいそうですが、世間から注目を集める目新しさはその透明な見た目にあります。
今回は2018年6月19日に発売を予定しているオールタイムの前情報と合わせて、今まで発売されてきたユニークな透明飲料水をピックアップしてみました。
ノンアルコールビールはサントリーが人気
もともとアルコールが微量に含まれている「低アルコールビール」と呼ばれるお酒は存在しましたが、アルコールが0%のビールが発売されたのは2009年のキリンビール「フリー」が初めてです。
キリンフリーの発売をキッカケに、ノンアルコールビール業界はどんどん市場を拡大。
そんな中サントリーは2010年に、アルコール以外もゼロを実現したワンランク上のノンアルビールとして「オールフリー」の販売を開始しました。
販売直後からあまりの人気っぷりで、生産が一時的に追いつかなくなるほど、オールフリーは爆発的に売り上げを伸ばします。
オールフリーはその後も順調に売り上げをキープし、キリンよりも後に発売したにも関わらず、5年連続でノンアル業界でNo.1ブランドを獲得するほど国民に愛されるようになったのです。
アサヒビールの「ドライゼロ」、キリンビールの「パーフェクトフリー」、サッポロビールの「サッポロプラス」など、各社がこぞって販売するノンアルコールビール。
その中でもとくに人気を博しているサントリーから登場する全く新しいノンアルビール。ビールが好きな人は期待せずにはいられないでしょう!
透明なオールフリー オールタイムの秘密
ビールといえば黄金色や黒色など、色がついているのが当たり前ですよね。
原料である「麦芽」の加工によって、レモン色や黄金色などの色の違いがあらわれます。ビールの種類によって色の濃さの違いはあれども、無色透明というビールは今までありませんでした。
どうしてビールなのに水のような透明感を出すことができるのでしょうか?
不思議なオールフリーオールタイムの原材料や、実際にサンプルを飲んだ人の感想まで、発売前に徹底的に調べておきました。
「会議中でも飲める」をコンセプトに
ビールといえば、注ぐとグラスの底から立ち上がる美しい泡、シュワシュワと音を立てる炭酸、そして白い泡と黄金色が織り成すコントラストが視覚でも楽しめることが魅力なはず。
それでもサントリーがビールを透明化した理由は、仕事中やスポーツの後でも気軽に飲める「無糖炭酸水」でのニーズを狙った目的があるようです。
確かに今までのノンアルビールはパッケージも通常のビールとほぼ変わりがなく、缶での販売が主流だったため、持ち運びしにくいという不便さがありました。
従来のノンアル缶ビールと比べると、オールタイムはパッケージがポップでお洒落。しかもペットボトルに入っているので、パッと見だけではノンアルビールだということを見抜くことはできないでしょう。
パッケージで「大人の瞬間リフレッシュ炭酸」と銘打ってありますが、実際のところ残業中や汗をかいたあとなど、冷えたビールが欲しいけど飲めないというシーンは多いものですよね。
今後オールフリーオールタイムが普及してくれば、気軽にどこでもノンアルを楽しめる時代がやってくるかもしれません。
気になる容量や成分は?
購入前に、気になる容量や成分をチェックしておきましょう。
- 容量:380ml
- アルコール:0.00%
- カロリー:ゼロ
- 糖質:ゼロ
- プリン体:ゼロ
- 原材料:麦芽、炭酸、香料、苦味料など
- 発売日:2018年6月19日予定
※発売前ですので変更があるかもしれません。
ビールのサイズといえば容量は350mlか500mlが主流。今回発売されるサイズは、ビール缶としても、ペットボトルとしてもあまり見られない380mlという特殊な容量です。
特筆したいのは、通常のペットボトルの太さはそのままに、長さだけを短くして持ちやすくしているという点。
女性向けの容量が少なめのペットボトル飲料は細長くスリムなフォルムが多い中、ボトルデザインも他とかぶらないディティールを狙ってきた印象です。
量が多くて飲みきれない!ということも、少なすぎて物足りない!ということもない、絶妙なサイズですね。
気になる原材料は麦芽や炭酸がメインで、他のノンアルコールビールと大差はありません。大きな違いは、ビールの味を決める「ホップ」が含まれていないこと。
ホップはビール特有の香りや苦味、あわ立ちを生み出してくれるものです。ビールにとっては大切なものですが、独特な香りや苦味が苦手だという人がいることも事実です。
原材料にホップが含まれていないことから、ホップを使わずに苦味料や香料によって誰もが飲みやすい炭酸飲料を目指していることが伺えます。
4つのゼロが体にうれしい
今までのノンアルと同じく、アルコールやカロリー、健康にとって大切なプリン体や糖質は全てゼロで統一されています。
あと一杯飲みたいけど明日は仕事だし……。
飲みたいけどダイエット中だし……。
そんな時こそ、ノンアルビールの出番です。今までもさまざまなシーンで活躍してくれていたノンアルですが、透明かつペットボトル入りになったことでさらに有効な場面が増えるかもしれませんね。
サンプルモニターの感想は
サントリーは発売に合わせて、販売前に約30万本のサンプル品を配ったようです。実際にオールタイムを飲んだ人の感想がこちら。
めちゃくちゃ飲みやすくておいしい。全体的にすっきりとした飲み口とキレにより、ゴクゴクと飲めてしまった。
画像・口コミ引用:価格.comマガジン
見た目が透明なためどうしても視覚の違和感はあるものの、味に全く問題はなく、むしろスッキリとしていてゴクゴク飲めたとのこと。
味わいと香りはビールそのものなので、ビール党も満足できる味に仕上がっているのではないかと予測できますね。
サントリーはCMにスマップを起用
【香取慎吾 オールフリー オールタイム ロングバージョンCM】
発明家のような格好をした香取慎吾さんが、発明について熱く語るというとてもビールの宣伝とは思えないCMがネット上で話題になっています。
テレビでは短くカットされていますが、YouTubeならロングバージョンが可能です。
【香取慎吾と稲垣吾郎がオールフリー オールタイムを初体験!CM】
こちらはソファーでリラックスしている香取慎吾さんと稲垣吾郎さんが、実際にオールフリーオールタイムを飲んだ瞬間をそのままCMにしてしまったものです。
まずは見た目に驚く両名……そして口に含むと思わず漏れる感動の声。あまりにおいしそうに飲むので、自分も早く飲みたいと思わせてくれます。
まるで水みたい!透明ドリンクがブーム
ここまでオールフリータイムの詳細を紹介してきましたが、ビール以外にもユニークな透明飲料水が多数存在します。
透明なビールを飲むまえに、ほかにどのような透明ドリンクが発売されてきたかおさらいしておきましょう。
透明飲料水の火付け役?ヨーグリーナ
「透明でおもしろいジュース」と聞くと、まず思い浮かべるのはサントリーのヨーグリーナではないでしょうか。
一切にごりのないクリアな見た目からは想像もできない、しっかりとしたヨーグルト感。初めて飲んだときのあの衝撃は未だに忘れられません。
見た目は炭酸水なコカコーラ クリア
大人気の炭酸飲料であるコカコーラも、満を持して2018年6月11日から発売を開始しました。
コカコーラの味わいはほぼそのままに、色だけが名前の通りクリアに変身。
多少味わいと香りのフレーバーさはアップしていますが、目をつむったまま飲めばコーラそのもの。
ピリリと喉にくる強めの炭酸や、ゴクゴクと飲みほせる爽やかさはそのまま再現されています。
不思議!透明なミルクティー
透明な○○系でもっとも驚いたのはどれかと問われたら、真っ先にサントリーから発売されている透明なミルクティーの名前を挙げるでしょう。
それほどまでに、とにかくミルクティーのミルク感の再現度が高い!
水にしか見えないのに、紅茶のコクと香りがそのまま楽しめるのは何度飲んでも不思議です。
人前でジュース類が飲みにくい接客業の人や、会議中でも水感覚で気兼ねなく飲めるペットボトル飲料として、発売からずっと愛飲しています。
オールフリー オールタイムの発売が待ちきれない!
何度も言いますが、オールフリーオールタイムの発売日は6月19日火曜日です。
全国のコンビニエンストア限定で発売されるため、恐らくスーパーなどでは購入できないものと思います。
もしかすると通販でサントリーオールタイムを購入できるようになるかもしれませんが、とりあえずすぐにでも飲みたい人はコンビニのノンアルビールコーナーを探しましょう!